出典書籍
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 by校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1767年間
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
薬効分類名
承認等
一般的名称
(次の患者には投与しないこと)
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効能又は効果
使用上の注意| 頻度不明 | |
| 過敏症注1) | 発疹、発赤、そう痒等 |
| 自律神経系 | 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等 |
| 消化器 | 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等 |
| 泌尿器 | 排尿障害等 |
臨床成績
臨床成績の表| 改善率(%) | ||
| 中等度改善以上 | 軽度改善以上 | |
| 小青竜湯群 | 44.6(41/92) | 83.7(77/92) |
| プラセボ群 | 18.1(17/94) | 43.6(41/94) |
薬効薬理
包装
主要文献及び文献請求先
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
処方箋医薬品以外の医薬品
【適応症】鼻炎、鼻水、うすい水様のたんを伴う咳、気管支炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、感冒、腎臓病、腎炎、ネフローゼ、鼻汁の多い鼻炎、急性の浮腫、喘息性気管支炎、百日咳、肺炎、湿性胸膜炎、急性腎炎、結膜炎、関節炎、湿疹、蕁麻疹、胃酸過多症、唾液分泌過多症、涙嚢炎、水疱、くしゃみ頻発。
次の症状のいくつかある方は、小青竜湯が良く効く可能性が大きいです。
●鼻炎などで鼻水がとめどなく出て、くしゃみを頻発するような場合、また風邪でうすい痰や咳も伴うとき、喘息(ぜんそく)などでゼイゼイと喘鳴(ぜいめい)を伴う激しい咳の出る場合などに用いられます。
●これらは漢方では水毒(すいどく)といって、普段から体内に過剰の水分がある人に起こりやすいと考えられていますが、それに寒冷とか異物(抗原)など外からの刺激が加わると、呼吸器などに水毒症状として現れます。
●鼻かぜはもちろんのこと、抗アレルギー作用を持つ生薬が含まれているため、花粉症などのアレルギー性鼻炎にも著しい効果を発揮します。また、気管支炎や気管支ぜんそくなどのつらい症状も楽にしてくれます。花粉が飛ぶ1週間前ぐらいから服用すれば、花粉症予防にもなります。
●ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)は、過剰の水分を取り去り、身体を温める性質のある漢方薬ですが、生活の上でも体の冷えに注意し、下半身を温めたり、食物でも水分の多いもの、冷たいものは控えるなど、普段からの養生が大切です。
●水分多く、分泌過剰(鼻汁、痰、涙、汗etc)で、発熱悪風の傾向に用います。
●傷寒の表証が解していないことにより発熱があり、心下に水気が有るため咳や鼻汁や嘔気があります。水気と寒邪が相まってツムラ 小青竜湯 エキス顆粒(医療用)の証となります。
×成分の1つの麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。その為、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある方は慎重に使用する必要があります。
●ツムラ 小青竜湯 エキス顆粒(医療用)は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●青竜は中国の神話に出てくる四神の1つで、東方を守護する神です。 青竜の青は麻黄の色の青さから名付けられたといいます。青竜湯には大青竜湯、小青竜湯があり、大青竜湯ほど症状の激しくないものに用います。
●風邪の初期で、汗がなく、さむけとほてりが同時にあり、うすい痰が多いか、または顔がむくみ小便の出が悪い人の咳に良く効きます。
●鼻水・うすい水様のたんを伴うゼイゼイのせきに良く効きます。気管支炎、気管支喘息に。
●クシャミを連発し、鼻水が多く、時には鼻づまりを伴う。花粉症などに用います。
●全体として表の寒邪と心下の水気を去る(解表化痰)働きをします。
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 by校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1767年間