成 分
100g中
フェノール…2.0g
アミノ安息香酸…0.3g
塩酸ブロカイン…0.3g
アクリノール…0.1g
l-メントール…0.05g
ホモスルファミン…0.1g
製剤・薬剤形状
〈外用液剤〉
外用液剤…皮膚などの患部に塗る外用の液体製剤です。
●パピロギンは製造中止になりました。同じ成分の薬がパピナリンという名称で発売されています。
●バピロギンは、1931年創製され、その後20年の歳月を経て、その処方を改良し、戦後は新しい医学の薬理を採り入れて、現在の処方としました。
●パピロギンは耳鳴、耳漏、耳痛、耳掻痒に鎮静、消炎、殺菌作用があり、これらの諸症状を改善します。
a.ホモスルファミン:化膿菌に対して抗菌作用があり、特に耳科疾患のブドー状球菌に対して
抗菌作用があります。
b.アクリノール:本品は各種化膿菌類、殊に連鎖状球菌、ブドウ状球菌に殺菌作用を有し、他
の抗菌性医薬品と異り生体内での刺戟作用が少く、耳鼻科、眼科、内科、外科、各科とも広
く採用されている。殺菌の場合2000倍溶液で作用します。
c.塩酸プロカイン:コカインその他の麻酔薬の如く毒性や習慣性がなく、合理的に局所の痛み
をやわらげます。
d.アミノ安息香酸エチル:鎮静、消炎、鎮痛の速効的作用を有しておりながら刺戟がなく、確
実に且つ持続性の安定した薬剤です。
e、フェノール:本品は消毒殺菌の主作用とともに耳孔の掻痒を除く作用をもっています。
f.l-メントール:鎮痛、止痒の作用を有し、加療中爽快感を伴う薬効があります。
使用する時、よくふってから1回に1~3滴を耳内に滴下し叉は精製脱脂綿を小球として本液を浸して耳内に挿入す。
100g中
フェノール…2.0g
アミノ安息香酸…0.3g
塩酸ブロカイン…0.3g
アクリノール…0.1g
l-メントール…0.05g
ホモスルファミン…0.1g
〈外用液剤〉
外用液剤…皮膚などの患部に塗る外用の液体製剤です。
〔使用上の注意〕
1.次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談すること。
(1)鼓映が破れている人。
(2)患部が化膿していたり、痛む人。
(3)今までに点耳薬やホモスルファミン剤によるアレルギー症状(例えば発疹・発赤・かゆみ等)を起こしたことがある人。
(4)医師の治癒を受けている人。
2.使用に際して、次のことに注意すること。
(1)本剤は劇薬に該当する成分も含まれているので、定められた用法、用量を厳守すること。
(2)小児に使用させる暢合には保護者の指導監督のもとに使用させること。
(3)本剤は点耳用にのみ使用し、眼科用として使用しないこと。
3.使用中又は使用後は、次のことに注意すること。
(1)患部が化膿した場合には使用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。
(2体剤の使用により、発疹、発赤、腫張、刺激感等の症状があらわれた暢合には使用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。
(3)数日[使用しても症状の改善がみられない場合は使用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。
(4)長期運用しないこと。
5.保管及び取扱上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管すること。
〈2)口射日光をさけ、なるべく涼しい所に密栓して保管すること。
(3)誤用をさけ、晶質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。
A.耳奥を上に向け臥床して下さい。そしてピペットに薬液を親指と人差指で軽く押して入れた分量が両方の耳へ使用する時の分量です(約6~7滴)ピペットを耳道入口の壁に密着させて静かに2~3滴点耳する。
薬液は自然に耳孔へ濠透して、コマク周辺に到達して作用します。
B.コマク穿孔による慢性の方は綿を小豆大に固めて薬液を浸しピンセットにて耳の入口に挿入して下さい。綿が乾いたら取り出して下さい。そのままにして置いても綿が音波を吸収してよく聴えます。
C.小児は綿棒に脱脂綿を小さく巻きパピロギンを少量浸して耳孔の入口に軽く塗布して下さい。