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漢方 東洋 加味逍遙散 エキス細粒:TY-016

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中医師

漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。
生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液(blood)」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス良く循環することが大切だと考えます。
人間の健康は、これら「気」(陽)「血・津液」(陰)の調和(harmony)のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和(陰平陽秘)していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。
黄帝:三皇五帝時代。夏王朝の始祖。宮廷医師、岐伯との問答形式で記された古典的医学書「内経 »素問」の著者です。日本ではユンケル「ユンケル黄帝液」などと商品名に利用されています。

クスリ

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出典書籍

西暦1600年 明時代 『内科摘要』 薛巳 →処方使用期間:414年間

生薬説明

1.柴胡・芍薬・薄荷は、自律神経系の機能調整・鎮静に働く(疏肝解欝)。
特に柴胡・芍薬の組み合わせがこの効果を強める。憂うつ感・いらいら・抑うつ感などの精神的ストレスが緩解される。
2.牡丹皮・山梔子は、鎮静・自律神経系興奮の抑制・解熱・消炎・抗菌に働き、止血作用ももつ(清熱涼血)。いらいら・怒りっぽい・ヒステリックな反応などを緩解する。
3.当帰・芍薬は、滋養強壮作用により、体を栄養・滋潤し内分泌機能を調整する(補血)。
4.白朮・茯苓・甘草(炙甘草)・生姜は、消化吸収を促進する(健脾)。
5.白朮・茯苓は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収し利尿作用により排除する(利水)。
6.当帰・芍薬・牡丹皮は、子宮筋に対し調整的に働き、他薬とともに内分泌機能や自律神経系機能を調整して月経を調整する(調経)。
7.当帰・牡丹皮・生姜は、血管拡張により血行を改善する。
8.芍薬・甘草(炙甘草)は、鎮痙・鎮痛に働く。
(補足)
本方は、疏肝解欝を主とし、補血・健脾利水を組み合わせている。精神的ストレス・自律神経系の失調・栄養不良状態・消化機能低下などのさまざまな病態が混合した複雑な状態に対応するものである。

薬剤師

中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。

自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。

五行説

五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。リンク陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) »

Hal Pharmacy

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