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漢方 ツムラ 温清飲 エキス顆粒(医療用):57

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中医師

漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。
生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液(blood)」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス良く循環することが大切だと考えます。
人間の健康は、これら「気」(陽)「血・津液」(陰)の調和(harmony)のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和(陰平陽秘)していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。
黄帝:三皇五帝時代。夏王朝の始祖。宮廷医師、岐伯との問答形式で記された古典的医学書「内経 »素問」の著者です。日本ではユンケル「ユンケル黄帝液」などと商品名に利用されています。

クスリ

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出典書籍

西暦1587年 明時代 『万病回春』 {龍+共}廷賢 →処方使用期間:427年間

生薬一覧

温清飲の中薬一覧(herb list)
生薬名(herb name) 薬量(quantity) 君臣佐使(role) 効能1 効能2 効能3 大分類 中分類

リンク黄連 »

1.5

君薬

清熱瀉火

解毒

涼血

清熱剤

清熱燥湿薬

リンク黄芩 »

1.5

臣薬

清熱瀉火

解毒

涼血

清熱剤

清熱燥湿薬

リンク黄柏 »

1.5

佐薬

清熱瀉火

解毒

涼血

清熱剤

清熱燥湿薬

リンク山梔子 »

1.5

使薬

清熱瀉火

解毒

涼血

清熱剤

清熱瀉火薬

リンク熟地黄 »

3

臣薬

補血

滋陰

補虚薬

補血薬

リンク芍薬 »

3

佐薬

補血

調経・止痙

補虚薬

補血薬

リンク当帰 »

3

君薬

補血

活血

調経・止痙

補虚薬

補血薬

リンク川芎 »

3

使薬

活血

調経・止痙

活血化瘀薬(理血薬)

君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。
臣薬…主薬を補助して主薬の効き目を強化する薬物です。
佐薬…主薬に協力して二次的な症状を取り除くか、または主薬を制御し、主薬による副作用を抑えるか防ぐ薬物です。
使薬…方剤の中では二次的な薬物か、引経(薬物を病のある場所まで引率していく作用)の薬物です。

生薬説明

1.黄連・黄芩・黄柏・山梔子は、強い消炎・解熱・抗菌・抗化膿の作用をもち、化膿性・非化膿性の炎症を鎮める(清熱解毒)。
2.黄連・黄芩・黄柏・山梔子は、鎮静・血圧降下などの作用をもち、自律神経系の興奮や脳の充血を緩解する(清熱瀉火)。また、当帰・芍薬・川芎は、鎮静作用により、これを補助する。
3.黄連・黄芩・黄柏は、炎症性充血を軽減し、山梔子は止血に、黄柏は血管透過性抑制に働き、共同して炎症性出血を止める(涼血止血)。また、熟地黄・芍薬も止血を補助する。
4.黄連・黄芩は、白血球貪食能・網内系の機能を高め、免疫能を増強する。
5.黄芩・黄連・山梔子は、利胆作用をもつ。
6.黄芩・黄柏は、利尿作用をもち、炎症性滲出物を軽減する(清熱化湿)。
7.当帰・芍薬・熟地黄は、滋養強壮作用をもち、体を栄養・滋潤し、内分泌系・自律神経系を調整し、また皮膚に栄養を与える(補血)。
8.当帰・川芎は、血管拡張により血行を促進し、栄養作用が全身に行きわたるように補助する(活血)。
9.当帰・芍薬・川芎は、月経調整・子宮機能調整に働く(調経)。
10.当帰・芍薬は、鎮痙・鎮静作用をもつ。
(補足)
本方は、清熱瀉火・解毒の黄連解毒湯と補血活血の四物湯を配合したものである。栄養不良状態(血虚)に炎症や脳の興奮性増大(熱盛・火旺)が加わった状況に用い、主には慢性の炎症に適応する。

中薬構成

中薬構成(herb composition) 神農

黄芩・黄連・黄柏・梔子は黄連解毒湯であり、当帰・川弓・芍薬・地黄は四物湯であるから、これは以上2つの方剤の合方です。
黄連解毒湯は熱実証向き(清熱)、四物湯は寒虚証向き(温補)の方剤です(温清飲の名はこれからとりました)が、これを合わせた温清飲は、熱虚証向きと見ることができます。ただし、虚証の著しい方には不向きです。
黄連解毒湯を構成する生薬は、すべて寒性で消炎効果が強く、梔子には止血作用もあります。四物湯はいわゆる補血剤で、血液を補い、血のめぐりをよくする作用があります。この二つが合わさったのが温清飲で、血液の欝滞を伴った、赤みのある皮膚病に用い て、効果のあることが多いです。ただし、当帰・地黄など潤性の薬物が多く入っているので、湿潤性の強い皮膚病には適しません。

神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。

薬剤師

中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。

自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。

五行説

五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。リンク陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) »

Hal Pharmacy

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