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1.一般論

  質問
子どもに漢方薬を飲ませてもよいの?  

  答え
漢方薬は子どもにも処方されています。ただ自分判断で飲ませるのは危険ですので、止めましょう。 漢方薬は子どもにも処方されています。とくにアトピー性皮膚炎や小児喘息などのアレルギー、風邪、夜泣きや疳(かん)の虫などで有効です。もちろん飲む量は大人より少なく、0歳児では大人量の5〜6分の1、3歳時では3分の1、小学生は3分の2、中学生は大人と同量というのが目安になっています。 漢方薬の味が苦手という子どもには、甘いシロップや砂糖と混ぜたり、オブラートに包んだりするなどの工夫をするといいでしょう(ただし漢方薬を溶かしたミルクを飲ませると、ミルクそのものも飲まなくなってしまうことがあるので、ご注意を)。授乳中の赤ちゃんでは、お母さんが赤ちゃんのための漢方薬を飲み、その成分を含んでいる母乳を赤ちゃんが飲むという方法をとることもあります。 また、夜泣きが激しい子どもでは、お母さんもヒステリックになっているケースが往々にして見られます。そのときは「母子同服」と言って、お母さんと子供が同じ漢方薬を飲むことで母子の症状が改善される場合もあります。 ただし、自己判断で漢方薬を選んで子どもに飲ませるのは危険です。やはり病院で処方されたものを飲ませるようにしましょう。  

区切り