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1.一般論

  質問
漢方薬は、効きが遅いの?  

  答え
漢方薬には葛根湯(かっこんとう)のように速効性があるものもあります。 漢方薬は効果がゆっくりと現れるというイメージがありますが、一概にそうとは言えず、速効性のある漢方薬もあります。 速効性のある漢方薬の代表選手は、風邪のときによく処方される葛根湯ですが、そのほかこむら返りのときに処方される芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、のどの渇きとむくみがあって、尿が出にくいときに処方される五苓散(ごれいさん)や柴苓湯(さいれいとう)、月経痛のときやアレルギー性鼻炎のときに処方される漢方薬なども速効性があり、体質や症状に合っていれば、服用後、10〜30分ほどで効いてくることもあります。 一方、ゆっくりと効き目が現れる漢方薬でも、体質や症状に合っていれば、飲み始めて2〜4週間ぐらいで症状が少し改善されたり、主症状以外の症状がとれてきたりするなど、体に何らかの変化が出てくることが多いようです。この時点で何も変わらない場合、別の漢方薬の方が適している可能性があるので、一度、担当医に相談してみるといいでしょう。  

区切り