【腹診の解説】
腹診

腹部の診断をする腹診の解説です。腹診とは、患者さんは、仰向けに寝て、足を伸ばします。 みぞおちの辺りから下腹部までの各部を軽く押したり、やや強く押したりして患者さんの反応を聞きます。


腹診の分類
腹名形態臨床備考
胃部振水音(いぶしんすいおん) 胃の辺りを軽くたたくと、ポチャポチャと音がすることです。 水滞
胸脇苦満(きょうきょうくまん) 肋骨(ろっこつ)の下の内側に指を入れると、苦しく痛みがある状態です。
小腹不仁(しょうふくふじん) 小腹は臍(へそ)から下の部分です。緊張が弱く、押すと腹壁が陥没したり、知覚が鈍くなることがあります。
心下痞硬(しんかひこう) みぞおちの辺りが硬く、押すと痛みがあるような状態です。
臍傍部圧痛(せいぼうぶあっつう) 臍(へそ)の下や横の辺りを押すと、痛むような状態です。 オ血
肋骨弓角(ろっこつきゅうかく) 左右の肋骨が作る角度が鋭角の人のことです。 気虚
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